演劇・音楽・古典…劇作家、実村文が主宰する「シアターユニット・サラ」のサイトです.

サラについて(about SALA)

 

<サラの名前の由来>


 

サラは「さら地」の「さら」です。何もない空間に、

照明が当たり、音楽が流れ、役者たちが現れる。

そして、数時間後にはまたもとの何もない空間に戻る。

その「まっさら」な場所を、大切にしようという

思いをこめて、名づけました。

出会いがあり別れがあって、いつも戻ってくる出発点。

それが「SALA」です。

 もう一つ、伝説の木「沙羅樹」(さらじゅ)の

 「さら」でもあります。

 お釈迦さまが亡くなるとき、その四方を

 囲んで立っていた沙羅の木の花の色が、

 紅から真っ白に変わった、とか。

 四方を囲まれた空間で、何かが起こり、

 花の色が、静かに変わる。

 そんな舞台をつくりたいとも、思っています。


 

<サラの目標>


 サラの目標は、「ロングランに耐えうる作品づくり」です。ジャンルとしてはストレート・プレイで、以下のような作風を心がけています。

1.わかりやすく清新な台詞

2.現代性と神話性をかねそなえた物語

3.役者の身体性を生かす、象徴的で簡素な舞台設定

4.豊かな音楽

 芝居を観るのは初めてというお客様にも、楽しんでいただけること。 多くの舞台を観てこられたお客様にも、満足していただけること。演劇も、 他の商品と同じく、つぎつぎと使い捨てられているこの東京で、 小さくとも、息の長い舞台をつくっていきたい。それが、サラの願いです。