シェイクスピア 『ハムレット』 画期的新訳、ついに、全文完成!!

『ハムレット』新訳、全文公開しました|実村 文 (theatre unit sala)
『ハムレット』の新訳がとうとう完成しました。 無料で全文公開しています。 実村文 (theatre unit sala)|note『ハムレット』新訳のための特設ページです。 母屋はこちら⇒  実村note.com 胸をはって言えるのは、 誠…

毎日、暑い日が続いております。みなさまお元気でしょうか?
私どもはこの数か月間、アトリエに籠って、シェイクスピアの『ハムレット』の全文翻訳に取り組んでおりました。そしてついに完成しました!
これまでにない、正に画期的とも言える完全新訳です。何本もの英語原文(シェイクスピアのテキストにはいくつかの異なるバージョンがあります) を丁寧に読み込み、読み解いた実村が、劇作家&小説家能力を駆使して翻訳。それを私が声に出して読み、日本語として不自然なところや意味の分からないところがないかをチェックし調整するという、まるで古絵画を修復するような繊細で楽しい作業でした。
すると当然、既成の翻訳も読むことになります。以前から、どの訳にも納得できないところが多々あると思っていましたがこれほどとは……。これまでは私自身が、シェイクピアは詩的で古くて格調高く、日本人には理解できなくても仕方がない、力まかせにセリフを言わなきゃダメだと思っていました。またそのように作られたものをたくさん見てきました。そしてそれがシェイクスピアへのリスペクトだと思っていました。
それが今回、丁寧に読み解く作業をしてみると、何のことはない、どこにも矛盾のない、現代人にも真っ直ぐに突き刺さる素晴らしく良くできた戯曲(シェイクスピア様、生意気言ってスミマセン)であることがよくわかりました。もちろん非常に凝った言い回しも山ほどあり、そう簡単にこなせるものではありません。特にキリスト教世界が背景になっていることを知らなければこの芝居は作れません。
ですが、そこをキチンと理解すれば、全ての登場人物の喋ることや行動がとても分かりやすく、魅力的に作られた物語なのです。有名なモノローグのシーンだけが『ハムレット』ではありません。名前のある登場人物はもとより、旅役者達や墓堀人夫、王宮の使用人達にいたるまで、登場時間が短くても、全員が活き活きとしています。そしてその真ん中に太陽みたいなハムレットがいます。
ぜひ、この新しい翻訳を通して、一人でも多くの方に真に豊かな『ハムレット』の世界を味わっていただけることを願っています。

シアターユニット・サラ
宮﨑稲穂

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