演劇・音楽・古典…劇作家、実村文が主宰する「シアターユニット・サラ」のサイトです.

第9回公演
 『きりしとほろ上人伝/貘を飼う』

芥川龍之介生誕120年メモリアル二本立公演

 

《きりしとほろ上人伝》

純真な大男がてんやわんやの末に聖人になってしまうというヨーロッパの伝説を、隠れキリシタン風の文体で描いた、芥川中期の傑作の舞台化。ファンタジックで痛快で、ちょっぴり泣ける物語です。

 

《貘を飼う》

芥川の未完の遺稿から着想を得た、サラオリジナルの書下ろし。夜ごとの悪夢に悩む作家の龍之介は、夢を食べてくれる貘を飼い始めるが、今度は不眠に悩まされるようになり…。誠実で、意外にお茶目で、哀しいほど不器用だった芥川の晩年の日々を、彼を見守る周囲の人々の温かいまなざしを通して描きます。


2012年9月13日(木)−17日(月祝)
於:劇場HOPE(JR中野駅より徒歩5分)

原作 芥川龍之介「きりしとほろ上人伝」
脚本/演出 実村文
出演 北村伝次郎、須藤正三、渕野陽子(青年座)、宮ア稲穂、実村文
音楽 蛯子健太郎、井谷享志
照明 高橋庸子(日高舞台照明)
美術 園英俊
舞台監督 藤田秀治
宣伝美術 アトリエM

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