作家のアーシュラ・K・ル=グウィンさんが逝去されました。
つつしんでご冥福をお祈りいたします。
……という言葉ではとうていあらわせないほど、哀しいです。
サラは、『闇の左手』『なつかしく謎めいて』とル=グウィン作品を舞台化してきました。
アーシュラさんは上演を快諾し、激励の言葉をくださいました。
私(実村)がオレゴンまでお会いしに行った時、それこそ「どこの馬の骨かもわからない」私を、
心から歓迎し、暖かく、気さくにもてなしてくださいました。
私たちがアーシュラさんの原作をかぎりなく大切に思っていることを、わかってくださいました。
アーシュラさんの魂に安らぎが、ご家族の悲しみになぐさめがありますように。
(実村文)