演劇・音楽・古典…「シアターユニット・サラ」を主宰する劇作家、実村文のサイトです。

<真夜中の突撃 2008.3.23>


 昨夜は夜9時から夜中までミサでした!凍るような寒さの中、それでも大きな大聖堂は満員御礼で、すべての明かりを消して、皆の持つろうそくで進行する祈りの儀式は、圧巻でした。神父さまたちは金色の服です。そして今朝10時からのミサでもそうでした(本来は徹夜で祝ったものなのだそうで、今朝は昨晩のつづきというわけです)。荘厳だった昨夜に比べて、今朝の音楽は晴朗、少年聖歌隊も古風な3拍子の輪唱で澄み切った「ハレルヤ!」をくりかえし、オルガンも再び華やかに鳴り響いて、かろやかに階段を駆け登るようなバッハのニ長調のフーガで、長かった1週間がしめくくられました。