太宰治のお伽草紙

本当は怖くて、おかしくて、いたたまれなくて、哀しくて……。
太宰があざやかに語り直す『お伽草紙』を舞台化し、
『冥途』から〈幻灯〉シリーズへの橋渡しとなった記念の作品です。

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「こぶとり」
頬にこぶのある二人のおじいさん。
でも、人間にとって本当に「ジャマッケ」なものって、何なのでしょうね。

「カチカチ山」
なぜ、タヌキは、おばあさんをひっかいて逃げただけで、
あんなにウサギにいじめられなければならなかったのでしょう。
その秘密が、ついに明らかに!

「桃太郎」
ニッポン1の桃太郎を、太宰先生が語り直すと……?

「舌切りすずめ」
口がきけなくなったすずめと、もとから無口なおじいさん。
心のかよいあう二人(一人と一羽)に、言葉はいらないのでした。

「浦島」
浦島太郎が龍宮城で知る、究極のおもてなし。
〈歌と舞いと美食と酒〉、たしかにそのとおりなのですが……。
ラストの1行が深い余韻を残します。

​​(画:園英俊)
(画像をクリックすると拡大します)

動画はこちら!「太宰治のお伽草紙」全編


【初演】(「こぶ取り」「カチカチ山」)
2013年11月19日(火)、20日(水)
2014年2月23日(日)、24日(月)、6月28日(土)、29日(日)
【改作再演】(同上)
2016年7月30日(土)
於:喫茶茶会記(東京(四谷))

原作 太宰治『お伽草紙』
脚本・演出 実村文
出演 宮﨑稲穂、実村文
ピアノ演奏 金井葉子
宣伝美術 アトリエM

(photos by コスガデスガ)

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